「おい、優希?おーい!お前大丈夫か?最近元気ねぇし、女子とも遊んでないんだろ?どした?」 「あぁ、智也か。遊んでねぇよ。俺、やっと気づいんたんだよ。何が大切なのか。 …ガキみたいなこと考えて、大事なやつ傷つけて。 智也、どうしたら振り向いてもらえると思う?」 智也は俺と菜那のことを知っている。 付き合っていたことも、…別れたことも。