慌しい朝はこれからだ。
まずはたまったメールを開いてと、、


この仕事は楽しい。
服が大好きなわたしにとって天職だと思っている。
社会人になってまだたった、2年だけどわたしはこの仕事を選んでよかったと思っている。
職場の上司もみんなオシャレでキラキラしていて憧れる人たちばっかりだし。

祐梨はまぁ口は悪いけど
しっかりしているし、何よりわたしとセンスや好みが似ているのだ。
アパレル界では自分のセンスや感覚は
とても大事で、感覚を研ぎ澄ませないといけない。
祐梨は絶対にわたしの感覚を否定しないし
わたしも祐梨のセンスや感覚に同感できるし、何よりそれに惹かれる。
部署は違えど同期の中でも一緒に上を目指そうって切磋琢磨できる存在だ。


「町田さん、ちょっと〜」


主任に呼びされて手を止めて主任のデスクに向かう。

「はーい!」


「町田さん、突然で申し訳ないんだけどこのプロジェクトを任せてもらえないかなっと思って、、相談なんだけど、、どうかな?」


主任から受け取った資料を見て
わたしは驚いた。
自ブランドの新しいコンセプトの企画を生み出すプロジェクトだ。


「え!?こんな大事なプロジェクト
わたしが!??」


「町田さんはいつもセンスあるし
新しいスタイルを取り入れてる事が多いから
このプロジェクトはあなたしかいないってそう思ったの!」


「ありがとうございます!
頑張ります!!」


「そう言ってくれると思ったわ!
ありがとう、頑張ってね!」


やったぁー!!!!!
やっぱり今日の占い当たってるんじゃない!?
すごい!!!
これは早速祐梨に報告しなきゃ!


お昼休み