月がみていて

「健人、もう寝なさい。遅いから・・・。」

「うん。」

珍しい母の表情。

「今日は塾で疲れたでしょう? 」

いつもと何かが違う。

「うん。おやすみなさい。」

僕は首をひねりながら‥