私が支度を終えて玄関を出ると

「遅い!何分待たせる?!」

「遅いって言っても3分じゃん。てか今日はどうしたの?」

「別に…」

「………そう」

無言のまま通学路を歩いてたらいつの間にか学校についてた

あぁ、もうここでれんとはお別れか…
まぁ帰りには会えるし…
でも、れん不機嫌だからなぁ

そう思いながらも自分の教室に入る

そしたら話した事ない前の席の源 紗和ちゃんが

「楠さん、どうしたの?」

私は咄嗟に笑顔を作り

「ん?なんでもないよ!」

それに安心したのかわかんないけど

「そう?なんかあったら言ってね?」

あぁ、優しいな…