その日は訪れた。 いつものように、 朝の会のチャイムが鳴る前は男友だちとじゃれあい、 席に着くと毎回まどんな様と目が合い、 幼なじみの馬鹿力を痛感する。 そして担任の先生が入ってきた時、 よく見ると女の子も後をついて来ていた。 俺はすぐに転校生だと分かった。 ふわふわで肩につくかつかないかの髪型をしていたが、 この席からだとよく顔が見ない。 そして真ん中辺り来ると、先生は名前を書き始め、転校生はこちら側に向いた。