「お前やべーな!」
「おめでとう!」
「すごくカッコよかった!」
「足速すぎだろー」
たった今紅白リレーが終わり、俺は赤組のテントに戻ってきた。
赤組は最初はドベだったが、全て抜いて逆転勝ち。
クラスの奴らが駆け寄っては俺をおもちゃのように扱ってじゃれ合う。
こういうの、最高に楽しい。
すると、昼休みのアナウンスがかかったため生徒は各自、親のいるテントへと向かいだした。
俺んちはイベント好きなため、今日も親戚を含めたくさん見に来ているはずだ。
俺も急いでテントへ行くと、
案の定たくさん見に来てくれ、母さんが作った大きなお弁当をみんなで囲んでいた。
「午後の応援合戦がんばれよ〜。」
親戚のおじさんに言われ、笑顔で応える。
(あれ?何か忘れているような…)
「……あ!応援合戦のはかま!俺、はかま教室に忘れたから、ちょっと取ってくるわ。」
危ない危ない、とひやひやしながら、
ついでに友だちとお菓子の交換でもしようと、お菓子をいくつか持って、校舎の方へと走った。
教室は基本施錠するが、
お昼休みは見にきた来賓や地域の人たちのために解放される。
ちなみに俺のクラスは、3階の1番奥にある。
さすがに来賓の人が3階まで来ることはないだろう、と少しスリルを感じながらも廊下を走った。
爽快だ。
もう少しで教室に着きそうな時、
ふと、
誰かが教室から出てきたのが見えた。
俺の存在には気づいていないようだが、
背を向け、自分の前を歩く女の子が誰なのか、俺はすぐに分かった。
今回ばかりは夢でも何でもない、
山内だ。
「おめでとう!」
「すごくカッコよかった!」
「足速すぎだろー」
たった今紅白リレーが終わり、俺は赤組のテントに戻ってきた。
赤組は最初はドベだったが、全て抜いて逆転勝ち。
クラスの奴らが駆け寄っては俺をおもちゃのように扱ってじゃれ合う。
こういうの、最高に楽しい。
すると、昼休みのアナウンスがかかったため生徒は各自、親のいるテントへと向かいだした。
俺んちはイベント好きなため、今日も親戚を含めたくさん見に来ているはずだ。
俺も急いでテントへ行くと、
案の定たくさん見に来てくれ、母さんが作った大きなお弁当をみんなで囲んでいた。
「午後の応援合戦がんばれよ〜。」
親戚のおじさんに言われ、笑顔で応える。
(あれ?何か忘れているような…)
「……あ!応援合戦のはかま!俺、はかま教室に忘れたから、ちょっと取ってくるわ。」
危ない危ない、とひやひやしながら、
ついでに友だちとお菓子の交換でもしようと、お菓子をいくつか持って、校舎の方へと走った。
教室は基本施錠するが、
お昼休みは見にきた来賓や地域の人たちのために解放される。
ちなみに俺のクラスは、3階の1番奥にある。
さすがに来賓の人が3階まで来ることはないだろう、と少しスリルを感じながらも廊下を走った。
爽快だ。
もう少しで教室に着きそうな時、
ふと、
誰かが教室から出てきたのが見えた。
俺の存在には気づいていないようだが、
背を向け、自分の前を歩く女の子が誰なのか、俺はすぐに分かった。
今回ばかりは夢でも何でもない、
山内だ。

