翌日。
「で、はるはどうするの?」
毎朝あゆの髪のセットを手伝うためにトイレに籠る私たちは、いつも通りトイレで話をしていた。
「んー、昨日ずっと迷ってたんだけど付き合おうかな。」
「ふーん、じゃあ侑磨はもういいんだ。」
そんな言い方されたら……
「いい。……とは言えない。」
侑磨とこのままの関係でいたいのも確かだが
かと言って、私も侑磨も誰かと付き合って一生道が交わらなくなってしまうのも嫌だ。
「でも、柊人を振って侑磨に別の彼女が出来るくらいだったら 柊人と付き合った方が楽。」
「侑磨、はるのこと好きだと思うけどね。」
そんなこと、本人にしかわからない。
これで全く私のこと好きじゃなかったら?
この決断をきっと、いや絶対。後悔するだろう。
それなら………