「…お前の好きは俺の前だけでしか言えないような好き、なのか?」 「そんなわけない」 「なら言って来いよ。…大丈夫、お前なら言える」 トントンって若干強めに叩いてくれた。 「ちょっと痛いよ!」 「お前が勇気を持って言えるようにだよ。それくらい我慢しろ」 うん、うん、ありがとう琢磨くん。 「ほら、王子様が迎えにきたぞ」 王子様…? そう、振り返った瞬間。 身体がまるごと誰かに引き寄せられた。