え、え、え……?
「…なに、言ってるの?だって、これから補講があるんでしょ?塾に行くって」
「1日くらいどうってことないよ」
「ダメだよ!」
ダメだよ。
ダメなんだよ。
「じゃあ私は、何のために我慢してきたの?おねだりしたのは悪かったよ。でもね、細野が受験に受かるように願って私は引き下がったんだよ」
今までずっと頑張ってきたのを、私知ってるんだから。
ちゃんとみてきたんだから。
「…実礼奈」
「私と一緒に過ごしている間にライバルが追い抜いて行く。細野がもし、万が一、無いと思うけど!落ちたら…きっと私一生後悔するんだよ」
同じようなレベルの人がたくさんいるわけじゃない。
受かるかどうかギリギリの人だって、余裕で受かる人だっている。
細野がどっちに入るかはわからないけど、学校の先生からもすごく期待されてるのは私だって知ってる。
名門大学を受けるのはこの学校じゃ細野を入れても3人しかいないんだから。



