体力測定の時よりも私は真剣に走っていた。
中学の陸上部に入ってたときのように。
走るときの風を切る感じが私はとても大好きで、そして、自分の前に人がいることが嫌いだ。
スピードがグングン出ているのを自分でも感じていた。
前の子にどんどん近づく。
後ろなんて気にしてない。
ただただ前にしがみつくんだ!!
カーブで追いついた。
その子は私がいつの間に来たんだ!?とゆうような目で私を見る。
でも、私は前しか見ていなかった。
次に渡す三井しか。
速く、もっと速く、走れ!!私の足!!
そう願いながら私は一位だった子に差をつけてバトンを渡した。
「三井!!」
「おう!」
ただそれだけの会話だけど、チームが勝てるようにと祈りが込められているのはわかった。
「みら、すごいじゃん!」
「まあね。」
「やっぱり、陸上部に入らない?」
そう言った美香の顔はまた一緒に走りたいよとゆう顔だった。
でも、私にはチームプレイとか競うのは向いてない。
「ごめん。やだ!」
「つまんないよお!!」
「ほらほら、話は終わり!応援しよ!!」
私は無理やり話を切り上げて、応援に集中した。
三井はすごい声援の中一位でバトンを先輩に渡してくれた。

