貴方に内緒の恋してます。






午前の競技も無事終わり、私の残る競技はリレーだけとなった。
今のとこ、私のチームはトップとかなりの差がついている。


「あのー…」

「あ、はい。トイレなら校舎内か、あそこの…」

「いや、トイレじゃなくて迷子が居るんだけど…」


私はそう話しかけてきた相手をちゃんと見ると他校の生徒が立っていた。
しかも、隣には泣いている女の子。


え、うそ!?初めて体育祭で迷子を連れてる子を見たよ!?


「あっと…それじゃあ、一緒に探します!!」

「あ、それは助かるな!よろしく。」

「はい!それじゃ、えっとお名前なんて言うのかな?」

「…ひっく…み…つっ…い…」

「みつい…」

「かっ…な…うわあああん!!」


みついかなちゃん…みついか…みつい!?
もしかしたら…


「ちょ、ちょっとここで待っててもらえますか?心当たりがあるので!」

「あ、はい。」


そう言って私は慌てて走り出した。
そして、向かった場所は三井の持ち場だった。


「三井!妹とかいる?」

「あ、おう。まだ保育園生だけど?なんだよ、いきなり。」

「ちょちょちょっと、確認してほしい子がいるからすぐ来て!!」


私は手首を掴んで元いた場所に三井を連れて走って戻った。