貴方に内緒の恋してます。






「ちょっと!なんで笑ってるの!?もしかして図星?」

「いやいや、そもそもタイプの話だし。」

「そうだった…。でも、そのタイプにぴったりなのってそのテニス部の部長でみらちゃんが実行委員になった委員長さんの那須鷹翔(Nasu Takato)さんにピッタリだよね!」


言われてみれば…そうかもしれないなと思う。
どことなく伊藤先生にも似ている。


「ん?その前に、なんで名前知ってるの?私ですら今知った!そんなに有名?」

「他校でも有名だよ!テニスが強くて!ちなみに、中学時代の先輩とペアだった幼なじみの八尾絋(Yao Hiro)さんなんて、県外の強豪校に推薦もらって、いまはライバルなんだって!」


こんなに喋る菜結は初めてかもしれない。
私はまた、面白くて笑っていた。


「ホントの話なんだからね!てか、そんなに笑わないでよ!」

「だってさ、菜結がめっちゃ楽しそうに沢山話すのなんて初めてだから…ははは!おっかしー!」

「おかしくないよ!もうっ!」


そう言ってちょっと不貞腐れても、すぐに話を戻してたくさん話している。


那須先輩がすごいこと、その先輩の幼なじみもすごいことを別れるまで延々と聞かされたのだった。