貴方に内緒の恋してます。






「みんなー、遅くなってごめーーん!」


走りながら三人に声をかけた。
すると、なにかものすごい殺気が飛んでくる。


「あの子…」

「なれなれしい!!」

「バトン取りに行くのに何分かかってんのよ!!」


なんだか、そんな声が三井くん、または委員長ファンから聞こえてくるようだ。


き、気のせい気のせい!


私は2つ持ってきたバトンを委員長に渡した。そして、もう一つは私が持った。


「それじゃ、まずは委員長と菜結、私と三井くんのバトン渡しから始めようか!」

「わかった。それじゃあ、佐伯さん向こうから走ってくるから…」


そう言って菜結と委員長は向こうに行き、私と三井くんはここらへんで練習をすることになった。


「えっと、それじゃまずはどうやって受け取る?」

「こうかな。」

「おっけい…そしたら、私はこう渡すね。じゃ向こうから走ってくるから…」


そう言って三井くんから少し離れた。
練習するには助走から始めないとね。


三井くんは呑気に女子たちに手を振っていてこっちを見ていないけれど…


やれやれと思いつつも私は、離れたところから三井くんに向かって叫んだ。