「そうか。それは悪かった。ちなみに今携帯は持っているのか?」
あっさり謝ってくる先生に私は驚きのあまり「え?」と口に出していた。
「え?じゃなくて、携帯は持っているのかと聞いている。」
「あ、はい。でも、使ったら没収…」
「今はそんなことはどうでもいい。三井くんが来ない限り私達は帰れないんだからね。それで連絡を取ってくれ。」
「いいですけど…」
私は携帯を取り出し電源を入れた。
でも、電源を入れたところで私は三井くんの連絡先知らないことに気づいた。
「あの、先生?」
「なんだ?連絡きたか?」
「いや、それどころじゃなくてですね…実は三井くんの連絡先、知りません。」
「え?」
「えへ?」
私はわざとらしく首を傾げて笑った。
先生は驚きとあまり固まっている。
あ、やばいかも。これまた怒られるかも…
私はそう思い腹をくくる。
でも、先生は怒るどころか参ったように言った。
「もういいよ。帰りなさい。その代わり明日の昼休み呼び出すからな。二人とも。」
「私もですか!?」
「当たり前だ。さっきも言ったように連帯責任だ。以上。」
そう言って先生は私より先に教室を出て行き、私も教室を出て家に帰った。

