「それじゃ、これで終わります。それと、2年1組の貴方は残っていてください。もう一人がもしかしたら時間を間違えていたのかもしれませんからね。注意します。」
「え、嘘ですよね!?」
「いえ。本当です。他のみなさんは帰っていいですよ。お疲れ様でした。」
私と体育祭実行委員の代表の三年の先輩と私が残ることになった。
この先輩、怖すぎる…
てか、運動部っぽいんだよな…
「あの…部活何部ですか?」
「テニスだよ。きみは、何部なんだ?」
「あー、今は文化部です。中学の頃は陸上部でしたよ。」
「そうか。」
会話が終わってしまった…
すると、誰かがドアを開けて入ってくる。
その誰かは伊藤先生だった。
「伊藤先生、こんにちは。何か用ですか?」
スポーツ選手は目上の人になると更にビシッとなるらしい。
私は二人の会話を黙って聞いた。
「体育祭の話し合いは無事終わったか確認に来たんだ。河合先生が来れないらしくてね。」
「そうだったんですか。話し合いは無事終わったのですが…2年1組のもう一人が欠席しまして…」
「それで、いま待っているのか?」
「はい。」
伊藤先生は私に視線を向けた。

