それから赤沢くんの命令はどんどんエスカレートしていった。


「今度は意見箱に寄せられた意見が書かれた紙を無くしたと言え。

その後に俺が見つけ出したと入っていくから」

「ねぇ、お願い。こんなこともう辞めて……」


「辞めるわけないだろう。

キミは生徒会のメンバーが可哀想だと思わないのか?

みんなキミを信頼して、キミについていったのに

そんな周りをキミはウソついて騙して……


だから俺が生徒会のみんなを救う。

キミの信頼を落としても代わりに僕が生徒会長になり信頼を復活させる。そうすれば内申書にもかけるし注目を集められる」

赤沢くんの目的ははじめから私を生徒会から降ろすことだ。

私の信頼を無くして、不信感を募って、そして再選挙をさせること。

再選挙は生徒会内での意見が過半数が上がれば起こすことが出来る。