「ありがとう」

私はそう言って急いで病室に戻った。

菜草「綾、どうだった!?」

「今日から晴れの日クラス行って良いって!」

智紀「やったな!」

康太「良かったですね」

「いただきます」

私は遅れてご飯を食べはじめた。

あっという間に完食して、

トレーを戻してから。

「勉強するって何時からするの?」

と聞いて、

康太「12時45分からですよ」

「じゃあ、そろそろ準備しないとだね」

菜草「綾、楽しみだね!」

「うん、めっちゃ楽しみ。そーいえば何持ってけば良いの?」

菜草「筆記用具だけ持ってけば向こうにあるよ」

「そーなんだ!」

私は筆箱だけ持って菜草について行った。

菜草「此処だよ!」

晴れの日クラスと書かれたポスターが貼ってあった。

中に入ると4席並べられていて智紀と菜草と康太が座っていたので開いているところに私も座った

暫く待っているとドアが開いて、

「おはよう、みんな!」

なんて元気な先生が来たと思ったら、

そこにいたのは、

前に脱走して探してくれた先生。

?「綾ちゃんだね?」

そう言われたので、

「はい」

?「これからよろしく。俺は稲泉 賢治ーInaizumi,kenjiー」

「よろしくお願いします」

賢治「準から勉強ができるって聞いてるよ」

「はい、少しは出来ます」

賢治「そうそうか、じゃあみんな今日は数学にしよう」

智紀「えー俺、無理!」

菜草「賢治先生ムリー!」

賢治「今日は綾ちゃんいるし頑張れ!」

菜草「綾、教えてねー!」

「あっ、うん」

智紀「俺にも教えてー!」

「わかった」

賢治「じゃあ各自プリント渡すから、まずは自分で解いてみろ、終わったら貸して」

プリントが配られたのでそれをがむしゃらに解き続ける。

20分ぐらいで終わって

「稲泉先生終わりました」

賢治「おっ早いな。あと、俺のことは賢治か賢治先生って呼んでー!」

「あっ、分かりました」

菜草「もうわかんないよー!」

菜草が嘆き出した。

賢治「あっ、綾ちゃん手伝ってあげて!」

「はい」