「分かった」

準はゆっくりと点滴をする準備をしてる。

私は深呼吸をして。

準「打つよ?」

腕に鋭い痛み。

「ふ〜」

準「そんなに痛かったか?」

「久しぶりだから」

準「そうか」

準は片付けをして、出て行った。

智紀「そーいえばさ、綾は晴れのクラス行かないのか?」

晴れのクラスってなんだろう?

「晴れのクラスってなに?」

康太「勉強をするところです」

勉強か、勉強は自身あるわ。

「みんな行ってるの?」

菜草「行ってるよ〜」

「康太くん頭良さそうでよね」

菜草「本当にすっごく頭良いんだよ!」

智紀「お前が馬鹿すぎるだけだろ?」

菜草「智紀だって人のこと言えないじゃん」

智紀「う、うるさーい」

「みんな、同じクラスなの?」

康太「歳が同じ人は同じクラスですよ」

「そうなんだ!」

菜草「綾も来てよ〜」

「私も、行きたいなー」

菜草「私馬鹿だから、綾に教えてもらうー」

私は、準先生に言ってないことが多いと気づきお昼の検診の時に聞くことにした。

智紀「そろそろ、お昼ご飯だな!」

みんな、おぼんをとりにいった。

私は、準先生が来るまで待つ。

みんなが帰って来る前に、

「コンコン」

準がきた。

「ちょっと話があるの、外で良い?」

準「分かった」

談話ルームに行き、

「私、晴れのクラス行きたいの!」

準「綾、頭良いだろ?」

「確かにそうなんだけど…」

準「みんなと一緒が良いんだね?」

「うん」

準「分かった今日から許可する」

「あと、もう一つ」

準「どうしたの?」

「私の担当の先生って変わるの?」

準「それは、俺が本当に忙しい時の変わりの先生がいる、というか来る」

「来る?」

準「そ、向こうの病棟から来る」

「そーなんだ」

準「全部聞きたいこと聞いた?」

「トレー!」

準「トレー?」

「おぼん、自分で持ってきたい」

準「でも、車椅子だから大変だろ?」

「大丈夫」

準「綾が良いなら良いが…」