素直に答えると。

準「ご飯食べたらすぐに寝ろ」

「ん、分かった」

そして、準先生はカーテンを開けて、

病室を出て行った。

皆んなはご飯半分食べてるくらいで、

私も食べ始めようとしたら、

智紀「綾、ご飯少なくないか?」

私はいつものことなので、

「普通」

菜草「そんなんだったら死んじゃうよ」

と菜草が言う。

確かに、周りから見れば少ないのかもしれない。

でも、2年前からだから慣れている。

「大丈夫だよ」

そう言って食べ始める。

すぐに完食してお腹いっぱいになった私は眠る。

次の日目を覚ましてみると、

時計は11時を指していて、

「ん〜」

菜草「綾、可愛い〜」

智紀「しかし、良く寝てんな〜」

康太「先生が起きたらナースコール押してと言ってましたよ?」

私はナースコールを押した。

すぐに、準先生が来て、

準「話あるから出るぞ」

と言ったので、みんなに

「行ってくるね〜」

智紀「行ってら〜」

菜草「行ってらっしゃーい」

康太「行ってらっしゃい」

と返事が返ってきた。

少し離れた談話ルームに行くと。

準「体調はどうだ?」

と聞かれたので、

「バッチリだよー」

と答えた。

「昨日、夜の検診寝ててごめん」

準「あ、それは全然構わないが…」

「どうしたの?」

準「今日から治療を始めたくて」

「分かった」

準「じゃあ、点滴の準備するからもう部屋に戻って良いよ」

そう言われ、

部屋に戻る。

分かっていても、治療は大変だし

やりたくない。

でも、この病気を無くす為に

私は逃げない!

改めて決心をした。

菜草「お帰り〜」

智紀「お帰り」

康太「お帰り」

「ただいまー!」

それからぼーっとしてると、

「コンコン」

準先生が来た。

準「点滴な」

「うん、副作用ある?」

準「特にはないが」