【続】アーモンド~キミとの未来~


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病室に着くと叶実は寝ていた
腕には点滴をしていた

翔也は体調を崩したんだな、とすぐに悟った

「叶実姉、体調悪かったのか」

「らしいな。連絡無かったし最近体調良かったから油断してたよ」

「……そんな日もあるよ」

眠る叶実は少し痩せていた
元々痩せていたが入院をしてからさらに細くなったと感じた二人

幼いときから見てる翔也は自分の妹がこんなにも辛くても弱音吐かない、弱い部分を見せないのはわかっていた

「翔也兄、今日は帰ろうぜ?体調悪いのに邪魔したら叶実姉に悪いし」

「そうだな。……また来るからな叶実」

翔也はフルーツを近くにあった冷蔵庫に入れ、秋斗と病院をあとにした

まだ時間は昼過ぎ
バイトを変わって貰った秋斗はヒマになり、夜に仕事の翔也も時間を持て余していた

そんなとき何か思い立った翔也

「秋斗、ちょっとプラプラしねぇか?お前仙台(こっち)に来てからまともに街中を散策してねーだろ?」

「ん、そうだな」

何を言い出すかと思えば二人で街中をプラプラしようというのだ
秋斗は高校を卒業したあとすぐ仙台に来てから大学やバイトで手一杯であまり街を歩いたことが無かったのだ