創汰にも心配掛けてしまった
鈍感な千咲とは対照的に創汰は他人を心配する余裕を感じている
「ん、忙しい…かな」
「そか。あんまムリすんなよ」
ぽんぽんと頭を撫でながらふっと笑う
その笑い顔に一瞬ドキッとする
創汰には何回も頭を撫でてくれたり優しい顔を見てるはずなのにふと見せる
「あ、ありがとう」
そんな会話を後にそれぞれ帰宅する
帰宅したあと一目散に自室に行く千咲
着替えたあとリビングに行くとテーブルに置き手紙のようなメモがあった
"千咲へ。今日は早く帰るから一緒に晩ご飯食べよう?そしてお姉ちゃんからのリクエスト!今日はパスタが食べたいな By咲良"
と書かれていた
高校時代にも同じことがあったと思い出す
「ふふっ、お姉ちゃんってば。よし!パスタ作っちゃおうかな」
気合いを入れてキッチンに行こうとした時に着信が鳴る
見覚えのある着信音にもしかしてと思い電話に出る
『あ、もしもし千咲ー?おひさ』
「愛未!久しぶり!」
電話の相手は愛未だった
咲良と同じ会社で働いているがお店に居たり本社に出入りしたりたまに別々の場所にいたりする
『元気?最近まったく連絡取れなくて寂しかったー』


