翌日

心愛と一緒に家を出た俺は

詩織の家に向かうべく、詩織に連絡を入れた

「”なによ”」

「今から、心愛と行くから」

「”は?”」

そんなに不思議か?

それでも、5年は付き合ってるんだ
結婚だって考えたって遅くない

「”心愛とくるって。あんたわかってんの?”」

あ?

「”心愛が、あたしの両親にあまりよく思われてないって事”」

あー。心愛もそんなこと言ってたな。
だが

「それはそれだ。心愛と俺が一緒ってことは、分かるんだろ?
どういうことか」

「”まぁ・・・そうね。言っておくわ”」

「助かる」

「”あたしは、反対しないわよ?
お母さんたちがなんて言おうと。”」

詩織は、俺と一緒に高校を出た後、すぐに結婚した。
子供もいる。だからだろうか

「”心愛は、従妹であって、あたしの可愛い妹よ?
結婚して、幸せが何なのか、、少しわかった気がするから。
心愛にも、幸せになってほしいのよ。あたしは”」

「そうか」

「竜也ー?」

「心愛と話すか?」

「”いいわ。後で話せるもの”」

わかったそう言って電話を切った俺は
車を発進させた

「なぁ、俺さ。今
すごく緊張してる」

「うん。あたしも」

心愛も?