一体何なのよ?

「明後日まではいられるんだ。
明後日でもいいだろう?」

「うん」

明後日って

「帰る日でしょう?」

「うん。ちょっとね?」

ちょっとねってあんたって子は


「じゃあねー」

入口で別れたあたしたち

「どうした?」

「竜也」

きっとわかってくれるはず

「秋ちゃんを今晩から預かってほしいって言われた」

「あー
無理だろ」

ほら・・・ね?

「優翔だってまだ小さいし
お前が無理するだろ?」

そんなこと

「あるかもしれない」

「だから、よかったんだよ
心菜ちゃんだって、分かってくれてるさ。
心愛の1番は優翔だって」

「うん」

「俺たちも帰ろうぜ」

そう言って優翔を抱っこしてくれる竜也
竜也の1番だって優翔でしょう?

優翔がいてくれるから
あたしたちがいるんだもの

「そうだね」