好き。好き。大好き


「なんで、分かるの」

「優翔、ずっと見てるから」

やっぱり、すぐわかっちゃうんだね?
さすが、優翔のパパだよ

「優翔も欲しがるかもしれない」

「あぁ」

「でも、秋菜ちゃんのお祝いだし」

「あぁ」

「でも、買ってあげたいのよ。2人に」

「別にいいじゃん。
2人に買ってやったって」

「え?」

「それが悪いことじゃなきゃいいんだし。
秋ちゃんがお祝いだから、優翔に買わないのは
優翔にかわいそうだろ?
かといって、優翔ばかり可愛がってたら、秋ちゃんがかわいそうだろ?
せっかく来てくれたのに」

うん

「だったら、最初から秋ちゃんと優翔に買えばいいだけの話だろ」

そっか
あの2人だって、あたしたちからって言えばいいんだもんね