帰り道、隣にいる郁人の顔を直視することが出来なかった。




冬馬が好きだと思ったはずなのに


心の隅に

郁人がいる。




目をつむると

冬馬の笑顔の影に



郁人の笑顔がある。








…あたし……



変だよ――――。



















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