「うわぁっ!遊園地なんて久しぶりに来た!」



何から乗ろうかな····。



「あっ、蒼空くんは絶叫系とか乗れる?
私は全然大丈夫なんだけど·····」



「·····当たり前。
乗れないとか、子供じゃないんだし」




何だか様子がおかしいけど·····




乗れるなら最初はやっぱり──





「初っ端からジェットコースターに乗るヤツ、初めて見た」



「えー、そう?最初はやっぱりこれでしょ!」



私たちはジェットコースターの列に並んでいた。



待ち時間、約1時間。



でも、蒼空くんといればそんな時間も短く感じられた。




順番が近くなっていく度に表情が険しくなる蒼空くん。



もしかして、絶叫系とか苦手····?


でも、さっきは余裕って言ってたよね·····?