「遊園地かぁ······」
蒼空くん、観覧車とか乗らなそうだなぁ····。
私は蒼空くんと観覧車に乗ることばっかり考えていた。
「えっ、佐上さん?早くない?
まだ15分も前だけど·····」
そんな声に振り返ると、私服姿の蒼空くんがいた。
「そ、蒼空くんだって!」
「俺は遊園地が楽しみすぎていてもたってもいられなかっただけ」
えっ······?もしかして、蒼空くん·····
「遊園地が好きなの?」
疑問に思って聞いてみると蒼空くんは頷いた。
なんか、意外·····。
「じゃあ、時間がもったいないし行こっか」
蒼空くんのその言葉に頷いて私たちは遊園地へと向かった。