私は急いでお弁当箱を取りにリビングへ行く。


「お母さん、行ってきます!」


「行ってらっしゃい」


お母さんと挨拶を交わして夏美ちゃんの元へ向かった。


「夏美ちゃん、今度こそ行こ!」


「あんたって、ほんと抜けてるよね」


夏美ちゃんにはどこまでも呆れられてるなぁ……。


「あはは……」


夏美ちゃんに言われることにはいつも苦笑いしか出来ない。


だって、全部当たってるから···。



私達はたわいない話をして2人で学校へと向かった。