どんな事があってもこの気持ちはなくさない····
そう決めていたのにこんな事で挫けて
勝手な想像して神崎を恨んで······
俺の気持ちはこんなもんなのかよ····?
こんなにすぐ崩れるような想いなのかよ?
だけど、少しだけ整理する時間が欲しい。
神崎が本当にそんな事をする奴なのか·····
何か、他に理由があるのかもしれない·····
でも、どんな理由であっても
その行為を許すことは俺はできないだろう。
ただ、キスマークを付けただけならいいけど·····
もしそうじゃなかったら、俺は······。
こんな思いをするなら学校に来なきゃよかった。
俺はこの日、学校に来たことを酷く後悔した。
学校を飛び出し、俺はほとんど何も考えずに
ただひたすらに歩き続けていた。
どこに向かうでもなく、ただひたすら──。