俺は今、自分のクラスである
1年C組の教室の前にいる。


ここを開ければきっと、コソコソ話が始まる·····。


正直、それが少しだけ怖い。




「なぁ、あれって····」

「いやいや、有り得ないだろ」


そんな会話が聞こえてくる。



口振りから俺のことかと思ってしまい
俺はその場から逃げ出した。




そして、俺は──

──屋上に来ていた。






「やっぱり、俺には無理だったな······」


そんな弱音を吐いてしまう。



今の時間はちょうど3時間目が始まる頃。

だから、君に会うこともできない····。



でも、帰るわけにはいかない。





「早く昼休みにならないかな·····」




そんなことを思って俺は横になった。





今日の天気は真っ青な快晴。



心地よくて、俺はすぐに眠りについてしまった。