1時間後──
分担された分の窓拭きが終わり私は帰ることにした。
私の家は学校の最寄り駅を通り過ぎて噴水のある公園のすぐ近くにある。
蓮と帰っていた頃はよくその公園にも寄っていた。
今ではもう行きたいとも思わないけど……。
駅の近くまで来た所で私の足は止まってしまった。
だって、そこには………
蓮と明音ちゃんがいたから。
まるで、付き合っているかのように楽しそうに腕を組んで笑い合っている。
そういえば朝、約束してたんだっけ……。
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