とは言ったものの、蒼空くんに似合う物が
なかなか見付からない······。



「どんな物をお探しでしょうか?」


店員さんに声をかけられた。



ど、どう説明しよう·····。



答えに困っていると



「もしかして·····氷菜?」


聞き覚えのある声が聞こえた。


「な、夏美ちゃん!?どうして、ここに!?」


「どうしてって····
ここ、あたしのバイト先だから」


そ、そうだったんだ·····。



「それで、何を探しているの?」



「あのね····」



夏美ちゃんへのアドバイスの言葉を
くれた人のことを話した。



そして、彼がどんな感じの人なのかも説明した。