どうして、そんな風に変わってしまったの? あの頃の蓮はどこに行ってしまったの? そんなことを考えながら、私は毎日を過ごしている。 だけど、もうやめようかな。 こんなに想っていてもあの頃の蓮がもういないなら、この想いに意味はないから……。 ただ、苦しいだけだから。 だから、もう蓮のことは諦めよう……。 この日、私は蓮を諦めるって決めた。 そう、決めたはずなのに──。