こんな風にドキドキするのはいつ以来かな。
恋じゃないと思えば思うほど、恋かもしれないっていう気持ちが溢れてくる。
醍とは絶対そういう風になりたくないのに。
恋なんて辛いだけだ。
いいのは最初だけ。
私はもう誰とも恋はしない・・・・・・。
その時、扉がノックされた。
「和桜さん、帰った?」
その扉の向こうで醍の声が響いてる。
その瞬間に心臓が飛び跳ね、一気にドキドキに拍車がかかる。
「うん、1時間ほど前に帰ったよ」
「あのさ、明日のこと覚えてる?」
「明日?」
膝の上に広げているスケジュール帳に目を落とす。
彼も覚えてたんだ。明日のこと。
「明日、和桜さんお休みだったよね。連れていきたい場所があるって前話してたんだけど」
「ええ、覚えてる」
「よかった。じゃ、明日の朝、五時にリビングで」
「五時?早すぎない?」
思わず驚いて立ち上がり、扉の前に歩み寄る。
「朝早くないと意味のない場所だから。じゃ、おやすみ」
じゃ、おやすみ、なんてまた強引な!
普通なら無理だって言いたいけれど、その言葉が言えないまま彼の足音は再びリビングへと遠ざかっていった。
ベッドのサイドテーブルに置いてある目覚まし時計を見ると、もう23時半だ。
早く寝なくちゃ。
目覚ましを4時半にセットして電気を消した。
恋じゃないと思えば思うほど、恋かもしれないっていう気持ちが溢れてくる。
醍とは絶対そういう風になりたくないのに。
恋なんて辛いだけだ。
いいのは最初だけ。
私はもう誰とも恋はしない・・・・・・。
その時、扉がノックされた。
「和桜さん、帰った?」
その扉の向こうで醍の声が響いてる。
その瞬間に心臓が飛び跳ね、一気にドキドキに拍車がかかる。
「うん、1時間ほど前に帰ったよ」
「あのさ、明日のこと覚えてる?」
「明日?」
膝の上に広げているスケジュール帳に目を落とす。
彼も覚えてたんだ。明日のこと。
「明日、和桜さんお休みだったよね。連れていきたい場所があるって前話してたんだけど」
「ええ、覚えてる」
「よかった。じゃ、明日の朝、五時にリビングで」
「五時?早すぎない?」
思わず驚いて立ち上がり、扉の前に歩み寄る。
「朝早くないと意味のない場所だから。じゃ、おやすみ」
じゃ、おやすみ、なんてまた強引な!
普通なら無理だって言いたいけれど、その言葉が言えないまま彼の足音は再びリビングへと遠ざかっていった。
ベッドのサイドテーブルに置いてある目覚まし時計を見ると、もう23時半だ。
早く寝なくちゃ。
目覚ましを4時半にセットして電気を消した。



