ひと夏の恋をキミと

「ごめん、俺ちょっとトイレ行ってくるから
そこで待ってて。」


指を差したのは一つのソファ。


「うん、わかった。」


ごめんなと言って走って
トイレがある方へ向かっていった。


そんなに我慢してたのかな?
なんて思いながら
さっきもらったクマを取り出す。


もったいなかったけど
綺麗にラッピングを剥がして
バックにクマを付けた。


このバックにこのクマは
似合わないけれど、
クマを付けたこのバックは
何よりも価値があるものになった気がした。




そのまましばらくすると
やっと陽輝が戻ってきた。


「遅くなった!」


少し息を切らした陽輝が戻ってきたので
別の場所へ移動しようと
ソファから立ち上がった時