ひと夏の恋をキミと

なのに陽輝は

『まだ見ててもいいんだよ』とか
『俺、その間は姫奈の事
眺めてるから』とか、
優しいのか優しくないのか
よく分からない言葉をくれた。


こうやって
明るくしてくれるのが
陽輝のすごい所だと思う。



そんなにやり取りを終え、
私達はイルカショーを見に来た。


今日は平日だからか、
お客さんは少なかった。


「俺、イルカショー見るの
初めてなんだけど!!」


ここでも興奮を抑えられない様子の陽輝。


ショーが始まってからは
イルカが飛んだり輪をくぐるたび
『すげーーー!!』と声を上げていた。



「それではここで触れ合いタイムに
入りたいと思います!!」


ショーをしているお姉さんが言った。