ひと夏の恋をキミと

子供のようにはしゃぐ陽輝は
大きな噴水を見て興奮中。


ここに来たのは初めてらしい。


『あの中入って水浴びしたいな』
なんて言うもんだから
思わず大笑いした。


見た目は大人びてるのに
発想が小学生な陽輝が
可愛くて、愛おしくなった。


私に笑われたとたんに


『い、今のは冗談だし!
ってかむしろ姫奈の気持ち
代弁してやっただけだし!』


なんて焦って私の事まで巻き込むから
また笑いが止まらなくなった。


ツボに入ってしまった私は
水族館に着くまで笑い続け
終いには陽輝に呆れられていた。



でも水族館へ入ると
そんな事はすぐに忘れた。


四方八方を水槽で囲まれ
その中で自由に泳ぎ回る
様々な魚に目を奪われた。