ひと夏の恋をキミと

2人の空間に浸っていた私達を
引っ張り出したのは
大樹君だった。


「なっ!見つめ合ってねーし!」


大樹君の一言に私も陽輝も
これでもかって位顔を赤らめた。


自分が見惚れていたという
事実に急に恥ずかしくなった。


「はいはい、そうですか~!
デート楽しんできてね~!」


からかうよう言われ
勢いそのまま逃げるように
駅へ歩きだした。




のは良いんだけど
さっきの今で会話はなく
非常に気まずい…。
でも何か話さなきゃ…


「「あのさ」」


そう思った矢先、
今度は声がかぶってしまった。


「「…ぷは!はは!!」」


「被ったな。」


お互い耐え切れずに吹きだした。


「ね?なんか気まずくて
話さなきゃって思ってたから。」