「おはよう~!
ごめん遅くなった!」


愛美と大和先輩が起きてきた。


気まずかったから私はよかったけど、
陽輝君は腑に落ちないって顔。


だけど気にしない。
それよりも、


「愛美、言ってよ!付き合ったこと!」

こっちのが重要。
だって教えてくれないんだもん…。


「ごめんって!舞い上がってて
一緒にいる方を優先した。」


顔の前で手を合わせて
申し訳なさそうな目で見られたら


「もういいよ。
それより、おめでとう。
お幸せにね!」


祝福するしかない。


「姫~奈~!」


勢いよく飛びついてくるから
バランスを崩しかけたけど
なんとか耐えて受け止めた。