ひと夏の恋をキミと

まぁ、16歳から一気に
24歳になっちゃったことは
さすがにショックだけど、
…生きてる。


「あ、あとね、手紙。
ちゃんともらったから。」


…手紙ってまさか


「これ。」


そう言って取り出したのは
私が手術の前日に書き綴ったものだった。


だけどそれは、
年月のせいもあるんだろうけど
何度も読まれたような跡があった。


そのことが嬉しかった。


私の想いが全部詰まった手紙。


それを読まれるのは
やっぱりちょっとだけ恥ずかしかったけど、
陽輝がこれは俺の”宝物”って言ってくれた。


私も陽輝に何か返せたと思ったら
恥ずかしさなんて
どこかへ飛んで行ってしまった。