ひと夏の恋をキミと

姫奈Side


陽輝が、いる。私の目の前に。これは…夢?


手を伸ばそうとすれば
優しく包み込んでくれた。


私を、愛してると言った。


「本当に…、嘘じゃない…?」


「嘘じゃない。
今までも、これからもずっと
姫奈のそばにいるよ。」


だいぶ大人っぽくなってるけど
笑った顔は変わらないね…。


「陽輝…。」


ずっと…会いたかった…。




それから私は少しみんなと話して
先生・お父さん・お母さん・陽輝の4人が
病室に残って
私の検査が始まった。


「手、動かせる?」


力を入れようとしても
上手く入らなくて
少ししか動かなかったけど


「充分だよ。
次は足動かせる?」


足…も
少しだけど動いた…。
声も出るし、分からない事は
今の所なにもない…。