ひと夏の恋をキミと

少しして山川先生が
病室へやってきた。


「姫奈ちゃん!?」


「せ…んせ?」


先生もとてもほっとした様子で
確認を始めた。


「姫奈ちゃん、彼が誰か分かるかい?」


先生は俺に目線を向け姫奈に聞いた。


「…はるき。」


うんと小さく先生は頷き、


「じゃあ、私は?」


「や、まかわ、せんせ。」



「…姫奈!?」


そこへちょうど姫奈のお母さんとお父さんが
戻ってきた。


「お、かあさん、お、とうさん…。」


「姫奈…。」


2人は静かに涙を流している。





俺はすぐにみんなに連絡した。