ひと夏の恋をキミと

サラさんは綺麗な人だ。

だけど飾ってなくて
だから男女ともに人気がある。


「俺の愛する子もちょっとだけ
雰囲気サラさんに似てるんすよ。
だけど、彼女は強がるくせに弱いんです。
だから俺が守らないと。」


そう言った俺に頭を抱えた後、
諦めたように笑った。


「はぁ~、完敗。
目醒めたら、いつか
私にも会わせてね。」


それじゃと付け加えて
長い髪をなびかせながら去って行った。






俺は、どれだけの人に
出逢おうと、姫奈以上に
愛せる人はいないと思う。


今日撮った写真を姫奈に見せようと思って
俺は姫奈の病室へと向かった。