おどけたように笑った。


来てくれて本当に嬉しい。
正直心細かったから。


「うん、愛美の顔見て安心した。」


「姫奈が素直~!可愛い!」


愛美は何も変わらなかった。
私がこんな見た目になっても
前と同じように接してくれるし
怒ってくれるし、笑ってくれる。


そんな愛美に何度救われたか。


感謝してもしきれない。


私と愛美は
面会時間ギリギリまで話した。


最近の学校の様子とか、
教育実習で来てる先生が
かっこいいとか、
そんな他愛もない話。


「もう面会時間終わりよ!」


看護士さんに怒られて渋々帰って行った。


「絶対…また来るから。」


そう言い残して。