ひと夏の恋をキミと

「何欲しかったの?」


「あれ!!」


男の子が指をさしたのは
今人気の戦隊物のヒーローの
キーホルダーだった。


「あれな、よし、俺がいいぞって
言ったら打てよ。わかった?」


「うん!」


元気よく答えた男の子に微笑んで
陽輝はまた集中した。

そして狙いを定め


「いいぞ!」


男の子が打ち放った弾は見事
キーホルダーに命中した。


「お兄ちゃんありがとう!!!」


キラキラした笑顔で陽輝を見ていた。
その子のお母さんも
何度も陽輝にお礼を言ってその場を去って行った。


「待たせてごめん!
はい、これあげる。」


私の手に置かれたのはさっきのネックレス。


「ありがとう。陽輝
かっこよかったよ、色々!」