「次は何があるのかな」



「嫌な予感しかないけど」



この調子だとまた変な指示が来そうだけど、大丈夫だろうか。



そんな不安を感じながら進み始めると、今度は空から雪みたいなものが降ってきた。



「?…雪?」



「紙かな」



「本当だ、紙だ」



降ってきた紙切れの中から手紙のような物を見つけた。



「あ、次の指示」



「今度は何が来るんだろうねー」



暁さんは地面に落ちている指示の手紙を拾って中を開ける。



「……なんて書いてる?」



「ん」



「あっ」



暁さんから手紙を受け取り中を開いて見ると。



『今回もおめでとうございます。
とても凄かったですねー!
ラブメーターも少し上がりましたね。この調子で頑張ってください♪
では、次は少し何度高めでラブメーターが上がりそうな物をご用意いたしましたので、ぜひぜひ頑張ってくださいね!ではでは結果を楽しみにしていますねー♪
追伸:武器も変えておきますねー』



「難易度高め…」



「嫌な予感しかしないんだけど」



「確かに…」



変なものじゃなければいいけど。



そんな嫌な予感を感じながら進んでいくと、突然に目の前に洞窟が現れた。



「まあ、何ともまあ突然な現れ方だな」



「…洞窟…」



暁さんは驚きもせず無反応な反応を示す。



(本当に驚きの「お」もしない反応なんだ)



慣れているとそういう反応になるものか。



「とりあえず、入れという事なんだよね」



「だろうな」



不安になりながらも洞窟の中へと足を踏み入れた。