これが、



私が初めて元についた嘘だった。





迷子なんて嘘。






これは、私が歩きながら考えた言い訳。






この小さな嘘が…



大きく大きくなって…




私と彼を…





傷つける事になるなんて…





この時の私は分かっていなかった。