説明を終えた赤城翔は私ににっこりと笑う。


「それで、少し質問してもいいかな?」


優しく聞いてくる赤城翔。


私は赤城翔に小さく頷いた。


「愛…ゴホンッ…麗華ちゃんは何歳?」


赤城翔は名前を間違えそうになって咳払いをした。


「…17歳」


赤城翔を見ながら答えた。


「そうか…兄弟はいる?」


驚きを隠せない水無月大和。


驚きつつ話を続ける赤城翔。


私をじっと見る大道寺理央。