私の初恋



“会いたかった”


私の中で私じゃない彼女が呟く。


回しそうになる手を止めた。



「愛華(あいか)…」



大道寺理央は私に、


愛しい人の名前を呼ぶように呟いた。



「誰ですか?」



私はそんな大道寺理央を冷たく突き放す。