シャッターが上がった大きな倉庫。 入り口まで近づくと足を止めた。 正面から見た右端でバイクをいじっている彼。 そっと近づいていくと、 彼はバイクの部品を何処につけるか迷っている。 「それじゃ無くて、これじゃない?」 私は地面に落ちていた部品を彼に渡した。